テーマ:オリジナル
『アナタは神を信じますか?』
数年前、とある勧誘に捕まり、外国人二人組に問われたことがある。
その時は、特に無視する理由もなく
「信じています」
と答えてしまった。すると二人組は、たどたどしい日本語で
『おぉ、素晴らしい…』
などと感嘆し、おもむろにパンフレットやら、資料やらを
セカンドバックから取りだし、我々はこういう者で…
と続けて自己紹介に持ち込んできた。
流石に長くなりそうだったので、
僕は「先を急ぐ」と振り切ろうとするが、
そのあまりにも熱心な姿勢に、彼らを邪険に扱う気も起きず、
素直に、率直に僕自身の価値観を告げた。
「僕は神様は信じています。ただ、それは自分の中にあり、他の誰からも教授されたり、また信仰されるものではないと考えてます。」
すると、彼らはその張り付いた笑顔を崩さず
『私たちの神は…』と続けたので、
「僕の神は僕の中に」とだけ伝え、その場を凌いだ。
今考えるとその方達にはお気の毒だが、僕にとって『神様』は
決して有り難くもなければ、すがる対象でもない。
信仰しなければ、やってらんない程つまらない人生でもないし、
少しでも責任を背負う人生を歩む身なら、『神』にすがるよりも、
まずは『自分』を信じようと思う。
何かに頼りながら生き、裏切られたときに絶望するよりも、
自分で犯した結末だと考えると、下手こいたときに絶望的にならずに済むでしょ。
主体は常に『自分』であり、『他者』ではない。
よって、手段と方法があるのなら、先ずは『てめぇで何とかする。』
『神様』に従って、一喜一憂する人生なんて、自分と関わった全ての人達や、事象に対して
無責任すぎゃしないだろうか…
おぉ、マイゴッド…
死んだら、その答えと真相を是が非でも問いたいものだ
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